症状
- 受傷した際、患部を「ボールが当たった。」「後ろから蹴られた」 などの、衝撃としてを感じる場合があります。
- 歩行可能な場合も、ありますが、つま先立ちはできないことが多いとされます。
原因と病態
- 重症度の高いスポーツ外傷で、踏み込みやダッシュ、ジャンプなどの動作の際生じる事があります。
- スポーツ中に下腿三頭筋が強く収縮して起こり、断裂の音が聞こえる場合もあります。
- 患部に強い衝撃を受けた場合、 足首を過伸展した場合でも、生じる場合があります。
- 20代から30代のスポーツ愛好家の方によく見られますが、40代から50代の人が急にスポーツをした時に生じる場合もあります。
- 部分断裂と完全断裂があり、部分断裂は自覚症状が少ない場合もあります。
診断
- アキレス腱断裂部分の 凹み、圧痛、臨床所見のチェック等。
- 超音波検査や、レントゲン、MRIの検査を行う場合もあります。
治療
- 保存的な治療の場合はギプスの固定や足の中敷装具の使用などによって、経過をみることが多い。
- 手術は、アキレス腱を縫合し、ギプス固定や装具の使用を行います。
- 治療開始後、4ヶ月程度で、スポーツに復帰できる場合もありますが、本格的にスポーツ復帰を行うのは、半年程度かかることが多い。
- 再開後、数ヶ月はアキレス腱へ負担が再断裂につながる場合も多いため注意が必要です。
