H27.4.8 帝人ファーマー株式会社さんより骨粗鬆症の薬剤に関する勉強会がありました。
現在高齢化社会に伴い、骨粗鬆症で悩む患者さんが増加傾向にあります。骨粗鬆症に罹患すると、転倒などの他に軽微な外力で、手首の骨折、脊椎の圧迫骨折、大腿骨近位部骨折などを引き起こすリスクが高まります。特に女性では、閉経に伴う、女性ホルモンの変化の影響で発症リスクが高まり、男女友に 喫煙 食事 運動不足 基礎疾患(糖尿 腎臓の機能低下 閉塞性肺疾患など)でも大きく影響をうけます。
特に大腿骨近位部骨折は、寝たきりからの※廃用症候群を引き起こすリスクも高まり、現在日本では増え続けているとのことでした。
※廃用症候群 過剰な安静によって、体の活動性が低下した状態です。
筋肉の萎縮、関節の拘縮、骨の脆弱化、誤嚥性肺炎、 痴呆、心機能低下などを起こす可能性があります。
このような、リスクを減らすためには、食事や運動、日常生活における自己管理もとても大切ですが、医院から処方される、薬剤を正しい方法で安全に服用するということが大変重要となります。
一概に骨粗鬆症薬といっても、骨の形成を促進する薬剤、骨の破壊を防ぐ作用があるものなど、それぞれに特徴があり、薬剤であるがゆえの注意すべき副作用もあります。
副作用も、正しい服用方法によって、大幅にリスクを減らすことができ、最大限の効果を得ることができます。
そのためには、人それぞれに応じた薬剤の使用と、継続、定期的な骨密度測定、経過の観察が大変重要です。
私達スタッフも、今回の勉強会で疾患だけでなく、薬剤への知識を深めることが出来て、大変有意義な勉強会となりました。
帝人ファーマー株式会社さん ありがとうございました。
そして、骨折の原因となる、転倒予防のために大変重要な、足の裏の筋肉を鍛えるエクササイズのスタッフへの勉強会を大野木PTよりしてもらいました。
最近は幼児から高齢者にいたるまで、足底内在筋(足首より下の筋肉)が、弱っている人が多くいらっしゃいます。
足底内在筋は、自宅でも十分に強化することができ、筋力アップによって、転びにくくなったり、足首の捻挫を抑止したり、扁平足や外反母趾の症状の緩和、スポーツにおけるケガの抑止など、日常生活でも大変大きく役立ちます。
どの年齢層でも行うことができますが、継続が大変重要です。
HPにも方法をUPしておりますので、ご興味のある方はぜひされてください。
当院にも、方法を詳しく書いたパンフレット等をそろえておりますので、ご興味のある方は、スタッフへお声かけ下さい。
~看護師より~