H29.2.7イーライリリー株式会社さんによる、下行性疼痛抑制系賦活化に関する治療薬についての勉強会がありました。

現在健康寿命をいかに延伸し、平均寿命まで近づけるかが大きな課題となっています。

日常生活のADLを維持し、QOLを向上させるには、慢性的な痛みを緩和するということは大変重要なポイントの一つです。

整形外科疾患は、加齢による変形性膝関節症や慢性腰痛症などで、日常生活動作に痛みによる制限が生じる事が多々あります。

これらの疾患は、長く向き合い、治療を継続しなければなりません。様々な因子が影響し症状の増強を繰り返すことも多々あります。

繰り返す痛みの刺激により、過剰な痛みが脳に伝わってしまうと考えられ、身体的にも精神的にも大きなストレスとなります。

この問題に対し下行性疼痛抑制系を賦活化することが痛みの緩和に有効であるということでした。

一般的な消炎鎮痛剤とは作用機序が異なり、長期に渡って腰痛や膝痛に悩まされている患者様にも効果を期待できるということです。

鎮痛薬には様々な種類があり、特性もそれぞれです。

医師の診察のもと、適切に内服を行い効果を確認することで、より安全に一人一人の患者様のライフスタイルにあった医療が提供できます。

患者様の日常生活をより良いものにしていけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。

イーライリリー(株)さん・塩野義製薬(株)さん、ありがとうございました。

~看護師より~