H29.4.4旭化成ファーマーさんによる、骨粗鬆症に関する勉強会がありました。

骨粗鬆症は何度も、勉強会を開いていただいている疾患のひとつです。

現在世界的にみても長寿国である日本では、いかに高いQOLの状態を維持し、健康寿命を長く保つためには骨粗鬆症と向き合っていくことは大変大きな課題であると思います。

平均寿命と健康寿命の差は9~13年の開きがあり、骨粗鬆症で骨折をしてしまったり、連鎖的に再骨折を発生させてしまうと寝たきりの期間が長くなってしまったりして生活の質を大きく低下させてしまう恐れがあります。

一度骨折をしてしまうと、腰は再骨折のリスクが5倍、大腿骨近位骨折に至っては2.5倍と、高まるされているそうです。

今回講義していただいたのは、骨を強くする製剤の中でも、骨形成を促進し、骨の質を上げ、骨粗鬆症の進行を予防するというものでした。

一生涯で使用できる期間に制限があるため、どのタイミングで使用するかなど、ライフスタイル、患者さんの治療への理解などを踏まえた上での専門医による判断が重要です。

また、使用中においても、副作用の出現を投与量の調整や他剤との組み合わせによって、軽減したり出来る場合も多々あるため、慎重な投与が必要になる場合もあります。

骨折は痛みを伴うような辛い症状だけでなく、安静による筋力の低下、高齢者においては認知症の発症など、付随する様々なリスクをかかえています。

骨粗鬆症の検査を定期的に行い、自身の状態を客観的に評価することで、ライフスタイルを見直したり、治療を開始するなどして予防をすることが大変重要です。

気になる症状、不安などが、ありましたらお気軽にスタッフにお声かけください^^

旭化成ファーマ株式会社さん ありがとうございました。

~看護師より~