H30.9.26日本イーライリリー株式会社さんによる、骨粗鬆症治療薬・骨形成促進剤に関する勉強会がありました。
骨粗鬆症は、女性ホルモンのエストロゲン減少の影響をうけやすく、閉経後に悪化する事が多いとされています。
エストロゲンは、破骨細胞をコントロールしているため、閉経に伴うエストロゲンの減少で破骨細胞の作用が活発になります。
女性ホルモン類似薬を投与する事により、破骨細胞と骨芽細胞の作用のバランスがはかれ、健全な骨の新陳代謝が期待できます。
女性ホルモン剤類似薬は、骨粗鬆症に関し、作用を発揮する一方、子宮や乳腺などには影響を抑えるように研究されているそうです。
そのため、しなやかな骨を維持する事が期待できるそうです。
一方で、複数の骨折や、椎体骨折、骨密度検査により、重症の骨粗鬆症と診断された場合は、使用出来る期間に限りはありますが、骨形成促進剤を使用し、新たな骨折を予防するという選択肢もあります。
脆弱化した骨を強くする事が出来るので、骨粗鬆症治療には大変有効です。
自己注射を行う方法は初めは不安に感じる患者さんも多く、患者さんの家族を含めていかに、正しく安全な手技で導入し、治療を継続して行けるかが重要なポイントです。
大きな効果を期待できる薬剤だけに、医療従事者のサポートもとても大切だと思いました。
日本イーライリリー株式会社さん、ありがとうございました。
〜看護師より〜