H30.10.10大正富山医薬品株式会社さんによる骨粗鬆症治療薬に関する勉強会がありました。
骨粗鬆症の治療薬としては、活性型ビタミンD剤の服用が、有効とされています。
ビタミンD3製剤は数種類があり、効果的に腸管や尿細管からカルシウムを吸い上げることで、骨形成の材料として有効に活用されます。
女性は特に、高齢になるにつれ、カルシウムを体内に取り込む力が低下することから、食事療法だけで必要なカルシウムを補うのは困難という事でした。
そのため、ビタミンD3製剤による内服治療が適用されます。 注意すべき点としては、高カルシウム血症などが挙げられます。
腎機能や、肝機能などに問題がある場合は、特に注意が必要です。定期的に採血を行い、カルシウム値を確認することが必要です。
また、カルシウムの吸収以外の効果として、筋力の増強が図れ、転倒による骨折の予防に繋がっているというデータもあるそうです。
骨粗鬆症は自覚症状の乏しい疾患だけに、予防に努め、発症した場合は、早期に発見し、骨折発症を抑えるように頑張っていきたいですね。
~看護師より~