この膝関節チューブトレーニングは九州労災病院の井原秀俊先生が提唱している、大腿四頭筋とハムストリングスを同時に筋力強化する方法です。宏洲整形外科医院でも導入し、紹介させて頂いています。
How to
- 両足が浮くようにして端座位をとります
- ゴムチューブを足部に取り付けます
- ゴムチューブを足の後ろを回し、親趾と小趾の間に挟みます
※親指だけ引っ掛けるようにゴムチューブをつけると外反母趾の方は痛みを感じたりする事があるのでお間違え無いようにセッティングしてください - セッティングできたら、一側の膝を伸ばし、対側の膝は曲げる
- この状態で5秒保持する
※膝の内側を触り、膝を伸ばしきったときに筋肉が働いているか確認する - 反対側も同じように行う
- これを20回行い1セットとし、1日2セットを目標とする
膝関節チューブトレーニングはどんな効果がありますか?
この運動のポイントは膝を曲げる筋肉(ハムストリングス)膝を伸ばす筋肉(大腿四頭筋)の両方を鍛える事ができます。
膝関節周囲の筋力を鍛える事で、膝関節の軟骨・半月板・靭帯などの軟部組織への負担を軽減する効果があります。
また、加齢に伴い膝が伸びなくなったり、曲がらなくなったり良好な関節運動が起こらなくなったりします。そういったときに膝関節周囲を柔軟で、安定した状態に保つ必要があります。
このような変形性膝関節症や膝関節の靭帯損傷、半月板損傷など多くの膝関節疾患の予防・リハビリとして必要とされています。
きっと膝関節周囲筋トレーニングが一助になるはずです。