H30.7.26久光製薬株式会社さんによる、経皮鎮痛消炎剤に関する勉強会がありました。

整形外科疾患において、湿布などの外用剤での治療を希望される患者さんは多く、湿布に含まれる消炎鎮痛の作用によって、痛みが和らぐことが期待できます。

湿布には、粘着力があり、関節可動域が大きい関節でもはがれにくく、使用しやすいテープ剤と、使用時の冷感と皮膚の温度も下げることのできるパップ剤、そしてパップ剤とテープ剤の調書を併せ持つハイブリット製剤(冷感と粘着力、鎮痛効果)等様々な種類があります。

大きさも様々であり、患者さん自身でも必要な大きさに切って使用することで、限られた容量であっても、かなりの満足度が得られるということでした。

しかし、外用剤の種類によっては、湿布をはがした後の皮膚に紫外線を浴びることで、光線過敏症を発症することがあります。

光線過敏症を発症する患者さんは、10代20代30代の若年層の方が多く、家族から譲り受けた湿布を自己判断で使用され発症するということも多々あるそうです。

たとえ、外用剤であっても医師の判断のもと、正しい用法容量に基づいた使用が大切です。

整形外科疾患は長期に痛みを伴ったり、夜間に痛みが強くなったりと、長期に治療を要することも多々あると思います。

安心、安全に処方薬を使用できるよう、理解を深めていきたいと思います。

久光製薬株式会社さん、ありがとうございました。

~看護師より~