H27.6.24(水)に大正富山医薬品株式会社さんによる骨粗鬆症勉強会がありました。
今回は、骨粗鬆症治療剤の中でも、骨吸収抑制作用を示す、ビスホスホネート系薬剤に関しての勉強会でした。
💡 ビスホスホネート系薬剤も投薬方法も様々なものがあり、内服による経口投与では、充分な効果を得ることが困難な症例があること。
その際、投薬方法を、内服から静脈注射(1回/月)に変更することで、内服よりもより確実な効果が得られる場合があることを学ぶことが出来ました。
💡 経口投与は、正しい投薬方法を守ることがとても大切です。 その為には、患者様の自己管理能力も大変重要になってきますし、それが困難な場合は、家族の方の協力が不可欠です。
しかし、骨粗鬆症は高齢者に多い疾患であり、認知症や自己管理能力が乏しい状況も多々あると思います。
また、自己管理能力に問題がなくても、ビスホスホネート製剤を内服することによる消化器系への影響で、投薬を続けるのが困難な場合もあります。
そんな場合は、静脈注射に変更することで、消化器系への影響も無く、医院との連携を持ちながら、確実な方法で投薬を続けることができるということでした。
💡 ビスホスホネート製剤は、一般的に吸収率が低いそうです。 静脈注射による投薬は、投薬環境に左右されることが無いため、有効成分が確実に体内に届きます。
そして、腰椎や大腿骨の骨密度を増化させ、椎体骨折、非椎体骨折の発生頻度は減少しているということでした。
💡 副作用に関しては、発熱や筋肉痛、背部痛などが起こる事があるため、特に初めての投与の際はより注意し、これまでどの様な、骨粗鬆症の治療を行ってきたのかをふまえて診療を受けていただく事が大変大切であると教えていただきました。
💡 骨粗鬆症の投薬に関しては、人それぞれのライフスタイルや、個性、既往歴、投薬開始後の効果など、沢山の情報を踏まえ、患者様それぞれに適応した方法で、負担なく継続することが大変大切であると学ぶことができました。
😀 大正富山医薬品株式会社さん、ありがとうございました。