H30.10.3旭化成ファーマさんによる、骨粗鬆症治療剤に関する勉強会がありました。

今回は、骨形成を促進する製剤に関しての説明がありました。

骨粗鬆症は、骨形成<骨吸収の状態となる事で、発症、進行して行きます。

その為治療によって骨形成を促進する事で、進行を予防し、強い骨を作ることが期待出来ます。

骨形成促進作用を有する骨粗鬆症治療剤は、一生のうち2年間のみ使用することが可能であり、確実な投与と継続で、未治療の場合と比較し、大きな優位差があるという事でした。

確実な投与においては、医院に予定を立てて来院していただき、副反応発現の回避に勤めながら、治療を行っていきます。

また、副反応は治療の回数を重ねると発現頻度が少なくなるそうです。

高齢の方が治療対象になる事も多いので、副反応に関してナーバスになる方も多いと思います。皆さんが安心して治療を継続でき、健康寿命を延ばす事が出来るよう、知見を深めて行きたいと思います。

骨形成促進作用を有する骨粗鬆症治療剤による治療終了後や、前段階のおける治療の際に適応となる、骨吸収を抑制する薬剤には、沢山の種類があります。

投与の頻度も様々であり、1年に1度の投与で効果を持続出来る薬剤があると言う事でした。

使用頻度が少なくて済むので、頻回な来院が困難な患者さんには、時間の負担の軽減に繋がります。また、沢山の内服薬を使用している患者さんでも、服薬管理の負担の軽減につながるということでした。

治療の効果を確認しながら、安全に治療を続けて行く事が大切です。

骨粗鬆症は自覚症状に乏しい疾患ですので、患者さんも治療のモチベーションを維持しながら積極的に治療に参加できるよう、医療を提供していきたいと思います。

~看護師より~