症状
●足に体重をかけて、横からみたとき、足の縦のアーチがない、もしくは分かりにくい状態です。
●思春期や 成人以降の扁平足では、内くるぶしの下部の痛みや 疲労感、腫れなどの症状が出現し、歩行の際に痛みを伴います。
病態
●幼児期の扁平足、思春期の扁平足、成人以降の扁平足と、分類され、成人以降の扁平足では、老化によって、足のアーチを支える靭帯や筋肉が弱った状態です。
●生まれつきに起こる、先天性の扁平足、踵の骨の骨折などの、外傷によっても起こることがあります。
診断
●体重をかけた状態でのレントゲン撮影を行い、足の縦アーチの状態を確認します。成人では、腱の損傷などがないかを確認するため、MRI検査を行うこともあります。
治療
●ほとんどの小児は、成長に伴って、アーチができてくる事も多く、経過観察が必要です。
●靴の中敷装具等を作成し、足指体操などで足の裏の筋肉を鍛え、経過観察を行っていきます。