ew_icon_a149当院では、骨塩測定装置による骨密度検査を行う事ができます。

予約制となっておりますが、お気軽にスタッフにお問い合わせください。(各種パンフレット等もございます)

 

症状

  • 転倒などの 軽い衝撃でも、骨折に至ります。
  • 骨折しやすい部位は、脊椎、大腿骨、前腕、上腕、下腿、肋骨など。
  • 脊椎での、※圧迫骨折も起こりやすいです。
  • 圧迫骨折などによる、急性、慢性の腰部、背部の痛み、脊柱の後ろ側への変形、運動障害などもみられます。
  • 圧迫骨折を起こすと、背中を軽くたたくと、痛みが走る殴打痛、歩行時、前屈時の痛み、座ったとき、寝返りを打つときの痛み、安静時にも痛みがでることがあります。

圧迫骨折とは、骨を押しつぶすような力が加わることにより起こる骨折です。 骨粗鬆症、骨形成不全、骨腫瘍などにより、骨の組織が脆弱になっているときに、起こりやすいとされ、脊椎や腰椎などの椎体で起こりやすいとされます。

原因と病態

 

  • 原発性骨粗鬆症では、加齢、閉経、遺伝、乱れた生活習慣(偏った食事、運動不足、喫煙、過剰飲酒)などによって引き起こされるとされます。
  • 原発性骨粗鬆症では、骨の代謝のバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回ることで、※骨量が低下し、骨の組織構造が劣化していきます。
  • 原発性骨粗鬆症は加齢とともに、有病率は上昇し女性は男性の3倍発症しやすいとされています。
  • 続発性骨粗鬆症では、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、性腺機能不全、※クッシング症候群などの特定の疾患によって引き起こされます。

骨量とは、骨中のミネラル成分である、リン カルシウム 、マグネシウムなどのことをいいます。

クッシング症候群とは 副腎皮質ホルモンの一種であるコルチゾールが過剰に分泌される疾患です。ホルモンの過剰分泌の影響で、満月様顔貌 顔面の皮膚の赤み、手足の細い中心性肥満など特徴的な身体所見を呈します。

 

 

診断

  • レントゲン検査のほか、部位によって、CT検査、MRI検査などを行います。
  • 骨塩測定装置による骨密度の測定により、骨量、骨量がどの程度減少しているかを調べます。
  • 血液検査、尿検査などによる鑑別を行います。

治療

  • 通常は食事療法(カルシウム摂取、吸収率アップ)に薬物療法を加えた治療を行います。
  • 薬物療法では、骨吸収抑制剤、骨形成促進剤(ビタミンD3製剤)を用います。
  • 運動により、骨に適度な負荷をかけることにより、骨量を保ちます。
  • 日光浴と合わせ、体内ビタミンDの産生を促します。
  • 骨折の状態に応じて、手術などを行います。
  • 骨折などにより、生活の質を大きく、失墜させる可能性があり、なおかつ、生命維持にも大きく関わります。
  • 脊椎に圧迫骨折が生じた場合は、コルセットなどを着用し、骨折部位の安静保持につとめます。