H30.8.28、ファイザー株式会社さんによる疼痛治療剤、COX-2選択的阻害剤に関する勉強会がありました。

痛みには、神経組織以外の組織に対する損傷、または損傷の危険性があるときに生じる侵害性受容性疼痛と、神経系の病変や疾患によって生じる神経障害性疼痛、それらの要素を併せ持った痛みである混合性疼痛があります。

痛みのメカニズムが違うため、それぞれ適切な薬剤を選択することが大変重要です。

神経障害性疼痛に関しては、18歳から64歳の若年層では効果を実感できる投薬量にも個人差が大きく、慎重に処方を調整する必要があります。

また、どのようなタイミングで服用するかなども、それぞれのライフスタイルに合わせて選択する必要があります。

また、運動器疼痛に対し有効な、NSAIDsでは、1日2回の服用で鎮痛効果が得られる薬剤もあり、作用時間が長いため、肩関節周囲炎等に多く訴えのある夜間痛を軽減する効果があるということでした。

また、生体保護(胃、腸、腎、血小板など)に関与するCOX-1に対する影響が軽減されているため、副作用発現のリスクの軽減に繋がるということでした。

疾患の病態に応じた用法、容量の選択も大変重要です。

ファイザー株式会社さん、ありがとうございました。

~看護師より~